これまでとこれからも

インタビュー

政治家になったきっかけは何でしょうか?

私は、大阪市内で外回りの営業職についていましたが、就職氷河期世代でもあり、長く経済の停滞を感じていました。大阪では橋下徹大阪府知事が誕生し、大阪維新の会が発足。大阪が変わるという期待を感じていました。しかし、2015年5月17日大阪都構想の賛否を問う住民投票は、「否決」という結果に終わってしまいました。私は仕事柄、大阪市内を車で移動することが多く、反対を支持する活動員の方々の姿をたくさん見かけました。変化を期待しながらも、なにも行動に移さなかった自分を情けなく思い、その後、大阪維新の会の活動にボランティアスタッフとして参加するようになりました。活動の現場には議員をされている方もおられ、維新政治塾というのをするので参加しないかとお誘いを受けました。ちょうど、会社から独立するタイミングだったこともあり、政治塾に参加させていただき、本格的に政治の道に進むことを決意致しました。

政治家として心掛けていることはありますか?

私は元々政治家の家に生まれたわけではありません。いち市民として漠然と社会に不満を感じていました。政治に携わるような人たちは自分とはまったく違う世界に住んでいるんだろうと考えていました。そうした感覚を忘れず、よりよい社会を目指し率先して行動し、市民のみなさまに近い距離感で親しまれる政治家であるよう心掛けています。

政治家としてやりがいを感じることは?

政治の仕事をしていて、民間の感覚を忘れないようにするということは大事なことだと思います。例えば、コスト感覚や成果に対する感覚。逆に、民間と違う部分で大事に思うところは、地域や社会の形成にかかわる部分のように感じます。地域の歴史や風習など、さまざまなことを学ぶ機会をいただきました。そういったコミュニティーの中で共に課題解決に向けて、行政をはじめ多方面への調整役をさせていただくことがありますが、この仕事ならではのやりがいを感じます。

力を入れている政策はありますか?

持続可能な日本社会へ
<経済成長戦略>
国民の可処分所得を底上げするために税制の簡素化、所得にかかる税率の引き下げなど、税制改革が必要と考えます。
<将来世代への投資>
教育の無償化や出産にかかる費用の無償化など、歯止めのかからない少子高齢・人口減少化時代において、将来世帯への徹底的な投資が必要と考えます。
<チャレンジしやすい社会へ>
年金を含め、現在の継続が不可能と思われる社会保障制度全体の改革が必要です。
<日本の構造改革>
中央集権体制からの脱却。地方へ権限をうつし、国のあり方を抜本的に再構築する必要があります。

もし政治家になっていなかったら何になりましたか?

私は政治家を目指していた訳ではありませんし、特定の職業につきたいという感覚は薄かったように思います。なにか家業があればよかったのですが、そういったものもありません。人と話すのが好きなので、営業の仕事を続けているのではないでしょうか。SNSが発達し誰もが政策提言をできる時代ですから、今後は職業としての政治家の役割も変化していくのではないかと感じます。

有権者へのメッセージをお願いします。

多様化の時代です。以前にくらべ政治や政策についても気軽に考えを言い合える世の中になったと思います。政治はくらしに直結することなので、本来はすごく近いものだと思いますが、日本は他の国とくらべても投票率が低く、政治への参加に消極的な国民性と言えます。よりよい社会を構築するために、多くの方が政治に興味をもって参加をしていただければと思います。今回のインタビュー記事もそういったきっかけのひとつになればうれしいです。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。